2008-06-03 第169回国会 参議院 内閣委員会 第18号
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、御指摘のように、政府案におきましては総合職は内閣人事庁採用という位置付けにいたしておりました。まさに、内閣人事庁のDNAを埋め込んで各省に配属することによって、省益重視から国益重視の日の丸官僚を育てていこうという発想でございました。
○国務大臣(渡辺喜美君) 確かに、御指摘のように、政府案におきましては総合職は内閣人事庁採用という位置付けにいたしておりました。まさに、内閣人事庁のDNAを埋め込んで各省に配属することによって、省益重視から国益重視の日の丸官僚を育てていこうという発想でございました。
内閣人事庁採用の総合職試験合格者は現行の1種合格者とは異なりますので、自動的に幹部ルートに乗るということは保証されません。あくまで採用後の人事管理は能力、実績に応じて行われることになります。その後の任用において特権的な扱いを受けることは全くございません。
我々の今回のプランにおいては、まさしく内閣人事庁採用の採用段階から日の丸官僚を養成していこうという発想でございますので、本人の希望が全く無視されるということではありませんけれども、いろいろな経験をしてキャリアパスを積んでいくということでございます。
そこで、例えば総合職については内閣人事庁採用、内閣人事庁の仕事自体というのは人事をやるだけでございますから、そこにいるというわけではございませんけれども、要するに、内閣官僚ですよ、そういうDNAを埋め込んでいこうという趣旨でございます。 したがって、本籍、現住所という概念でいけば、内閣の採用なんだと。
○馬淵委員 採用段階で内閣人事庁採用、総合職試験だけが、試験区分において、それは将来の昇進も含めてそれを左右するものではないと大臣おっしゃられましたが、少なくとも、総合職試験の合格者だけがまずは内閣人事庁採用となるということですね。
○馬淵委員 簡単にお答えいただきたいんですが、私の質問は総合職試験合格者だけが内閣人事庁採用となるのかということですが、それでよろしいですか。
○渡辺国務大臣 内閣人事庁採用に係る総合職というのは、専門性を全く否定するものではございません。また、本人の希望どおりの配置が全くできないということでもございません。 例えば、今委員が御指摘のように、自分は農林水産行政をやりたいと考えた学生が総合職を希望したといたします。まず、農水省の面接を受けます。そこで、これはいいということになりました暁に、内閣人事庁の最終面接を受けるわけでございます。
例えば総合職というのは、内閣人事庁採用になるわけです。今のキャリア制度と根本的に違う点は、一般職や専門職であっても、あるいは中途採用の民間採用であっても、どのルートからでも幹部になっていけるという点が、今の固定的、身分制的キャリア制度と違う点でございます。 内閣人事庁は、今回国会に提出した法案の中で、いろいろな役割と機能を果たすことが規定をされています。
そのために、内閣人事庁採用の総合職という制度をつくり、総合職試験合格者からの採用、そして各府省への配属というものが懇談会の中で提言をされたところでございます。一方、民間からの中途採用という制度についても着目をいたしております。 いずれにいたしましても、各省の垣根をより低くすること、官と民との人材流動化も図っていくこと、当然その中には地方と国との人事交流といったことも含まれるものと考えます。